

<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目◇29日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6471ヤード・パー72>
ルーキーの初々しいドレス姿【前夜祭フォト】
今季の国内最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は初日の競技を終えて今大会2勝のテレサ・ルー(台湾)が5アンダーまで伸ばして単独首位に立った。
テレサといえば今大会以外にも同じくコーライ芝の琉球ゴルフ倶楽部で行われる「ダイキンオーキッドレディス」でも2勝。地元の台湾は目が強いコーライ芝のグリーンが主流という強みを生かして、年に3試合しかないコーライ芝の戦いでなんと4勝を挙げているというコーライマスターだ。
この日の好発進も「全てが良かったですが、アプローチ、パターが良かったですね。外してもおかしくない短いパターを全て決められました」と出場者唯一のノーボギー。「ティが下がったりして変わっているホールもありますが、面白いと思って頑張ります」と2017年の今大会以来の勝利を狙う。
そのテレサと同組になったのは10月の「富士通レディース」をアマチュアとして制してプロ転向したばかりの古江彩佳。プロとなって初めての公式戦だが「若干緊張感はありましたが、楽しくできました」と元世界1位のフォン・シャンシャン(中国)を相手に臆することなく上位につけた。
「コーライ芝はやっぱり違いますね。プレーするのは高校3年生のときに沖縄でやって以来だと思います」とテレサとは対照的にコーライ芝でプレーするのは1年ぶりだったが、「パターがすごく良かったですね」とこの日5番目となる27パットにまとめた。
そんな好対照な2人が2日目に最終組で同組に。コーライ芝を知り尽くしているツアー16勝のベテランと、初々しいルーキーはどんなプレーを見せてくれるのか。
ちなみにコーライ芝の攻略法はそれぞれ「直感です(笑)」(テレサ)、「目にもよりますが、オーバーしすぎるケースもあるから強気になりすぎないようにすること」(古江)とこちらも対照的だ。
(撮影:岩本芳弘)<ゴルフ情報ALBA.Net>