

ITTFワールドツアー・グランドファイナル<12月12~15日/中国・鄭州> 大会2日目の12月13日、男子シングルス1回戦で水谷隼(木下グループ/世界ランク14位)がパンアメリカン競技大会2冠王のカルデラノ(ブラジル/同6位)にゲームカウント1-4で敗れ、東京五輪シングルス代表権を逃した。
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東京五輪シングルス代表争いで、最後の1枠を争う丹羽孝希(スヴェンソン)とは大会前に495ポイントもの差を付けられており、水谷は今大会で2回勝ってベスト4に入らなければ代表権を逃す厳しい戦いだった。
第1ゲームは台上プレーでカルデラノが優位に立ち、下がっても強烈なバックドライブを浴びせられて6-11で先制され、第2ゲームは終始カルデラノの攻撃を水谷がしのぐ展開で、ここも9-9から台上プレーで2本取られて9-11で連取される。
第3ゲームも1-4とリードされてから水谷が4-4と追いついて激しくラリーで競り合い、最後はカットで粘るカルデラノから1本取って14-12で取り返すが、第4ゲームは水谷4-3からカルデラノにサービスエースを連発されて7連続失点で4-11と落とす。
もうあとが無い第5ゲームもカルデラノのサーブと大きなラリーでの強さに苦しみ、水谷は3-1から5連続ポイントを許し、その後も強烈な両ハンドを止められずに6-11で落として敗北した。
水谷がカルデラノに敗れたことで、残り1枠だった東京五輪シングルス代表を確実にしたのは丹羽孝希となり、1年間に及んだ長く厳しいポイント獲得レースが幕を閉じた。