

楽天の則本昂大投手(28)が12日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7年契約の2年目を現状維持の3億円でサインした(金額は推定)。選手会長にも就任したエース右腕に、来季への意気込みを聞いた。(構成・高橋 宏磁)
―今季はシーズン前に球団と7年契約を結んだ
「シーズンが始まる前に契約してもらえる。なかなかないこと。新たな試みかなという感覚ではいました。来年からの6年間、しっかりと(チームに)貢献したいという思いしかない」
―3月には右肘のクリーニング手術も行った。12試合に登板し5勝5敗だった今季を振り返って?
「前半戦は手術もして働けなかったので、成績としては物足りないですけど、充実した1年だったかなと思います」
―来年は東京五輪もある
「僕自身、18年の3月から(日本)代表のユニホームを着ていない。着たい気持ちは強いです。来シーズン、元気な状態で入って結果を残さないと選んでもらえない。アピールという感覚はないですけど、選んでもらえたらうれしい」
―今秋の侍ジャパンのプレミア12での戦いぶりを見て?
「いいなあと思いましたし、自分も(日本代表のユニホームを)着てプレーしたいという思いが強かったです」
―来季の目標は?
「やっぱり20勝したいなと思います。自分が20勝できるような成績を残せば、チームもいい順位にいると思う。優勝したいので。それだけですね」
―今季は開幕投手を務められなかった。開幕投手への思いは?
「選んでもらえるならありがたい。開幕からフルで戦い抜ける体を作っていくつもりではいるので。監督やコーチが『投げてくれ』と言ったところで投げるだけ。任されたところで、やるだけです」