小川航基、東京五輪へ現実と向き合い「得点で監督を納得させなければいけない」【E-1サッカー選手権】

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日本代表に初招集されたFW小川航基【写真:Getty Images】

 日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の香港代表戦に向けた練習を行った。

【順位表】E-1サッカー選手権2019

 東京五輪世代からA代表初招集となったFW小川航基は、「常に僕は厳しい現状にいると思っていますし、それは別に五輪前だからではなくて、サッカー人生において僕はいつも厳しい状況にいると思っている」と自身の置かれた立場に言及した。

 今季はジュビロ磐田でなかなか出番を得られず、夏にJ2の水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。そこでリーグ戦17試合に出場してチームに欠かせない存在になると、7ゴール2アシストという結果も残すことができた。小川にとって1つの転機となった移籍に間違いないだろう。

「環境を変えて、残留争いしているチームから昇格争いをしているチームへ行ったことで、自分のメンタル的なところの充実もすごくありましたし、出場機会を得られて最初にポンポンと点を取れたので、みんなが僕を見てくれるようになった。僕がうるさく要求したのもあるので、そこは大きかったのかなと」

 そして日本代表初招集。これまでは「今まで(三好)康児くんだったり、(堂安律)だったり、(久保)建英だったりパサーがいる中でやっていた」U-22日本代表のエース格としてプレーしてきたが、A代表では要求されるプレーのレベルも、結果にかかるプレッシャーの大きさも計り知れないほど大きくなる。小川も選ばれた以上は満足なサポートがなくても結果に対して言い訳がきく場所ではないと自覚しているようだ。

「シャドーにパサーがいなかったから点が取れなかったというのはもう言い訳にもならないし、そんなことはこれから先いくらでもあるわけで、いる選手の中で、どういうパートナーか分からない中で、どう点を取ってくのかが、ストライカーとして考えることも大事だと思う。次どういう布陣になるかも分からないですし、どんなスタメンになるかも分からないですけど、しっかりと点を取れるようにコミュニケーションを取って要求していきたいと思います」

 A代表で一皮向ければ、厳しい立場にある東京五輪世代の中で再び突き抜けた存在になれるかもしれない。

「(E-1サッカー選手権の)残り2試合が非常に大事になってくると思いますし、それには得点で監督を納得させなければいけないと思います。何かしたらのインパクトを残さないと今後厳しいと思うので、やっぱり得点ですね」

 エースストライカーの自覚を持って、小川は日本代表のユニフォームを身にまとう。その先には東京五輪で輝く姿が見えてくるはずだ。

(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)