ショーでマラドーナ氏の名前を無断使用、「ドルガバ」に賠償命令

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元サッカーアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏(2019年10月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】イタリアの裁判所は11日、同国のファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」に対し、サッカー界のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の名前をファッションショーで無断で使用したとして、賠償金の支払いを命じた。同氏の弁護士が明かした。

【写真】マラドーナ氏のビフォーアフター

 マラドーナ氏の弁護士を務めるウリッセ・コレア(Ulisse Corea)氏は、ミラノ(Milano)の裁判所による判決で、同ブランドに賠償金7万ユーロ(約850万円)と弁護士費用1万3000ユーロ(約160万円)の支払い命令が言い渡されたと話した。

 2016年にナポリ(Naples)で開催されたファッションショーでドルチェ&ガッバーナは、マラドーナ氏が現役時代にプレーしたイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)のカラーである青と白のジャージーをまとったモデルをランウエーに送り出した。ジャージーには、マラドーナ氏の名前と背番号10が入っていた。

 コレア氏は、このショーは「マラドーナ氏の同意も、マラドーナ氏への連絡もなく」開催されたとしている。

 ドルチェ&ガッバーナ側はナポリへのオマージュが意図にあったと主張したが、マラドーナ氏側はマーケティングの重要なツールであるファッションショーの商業的な側面を主張して反論した。

 パオラ・ガンドルフィ(Paola Gandolfi)判事は、マラドーナ氏の名前は「サッカーの素晴らしさ」と同義であり、第三者が「権利保有者の同意なしに使用することはできない」と判決文を読み上げた。

 自身のインスタグラム(Instagram)でマラドーナ氏は、「オマージュはファンタスティックだが、ファッションショーで私の名前を使うのであれば、彼らは必要な許可を求めるべきだった」と判決に言及した。

 なおガンドルフィ判事は、マラドーナ氏の名前が入った商品は作られておらず、同氏の損害は限定的なものであったと付け加えている。マラドーナ氏は当初、ドルチェ&ガッバーナ側に100万ユーロ(約1億2100万円)の支払いを求めていた。【翻訳編集】 AFPBB News