

2019年11月28日(木)、RIZIN&Bellator世界バンタム級王者の堀口恭司(ATT)が二冠を返上することが発表された。
【写真】2018年大晦日にコールドウェルとの大激闘を制して初代王座に就いた堀口
堀口は12月31日『RIZIN.20』にて「RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む予定だったが、怪我(これまでのダメージの蓄積により練習中に右膝前十字靭帯の断裂と半月板損傷で全治10カ月)により欠場。挑戦者・朝倉海(トライフォース赤坂)との再戦は今大会では中止となった。
発表されたコメントでは「特にベルトや地位への未練はないので、RIZINのベルトを返上したい」との申し出があったとのことで、タイトルにこだわりがないと思われた堀口だが、同日に榊原信行RIZIN CEOが「堀口選手が怪我をしっかり治し、再びベルトに挑戦してくれる事を切に願います」とツイートすると、「しっかり怪我治してまた、自分がベルトを腰に巻きます!!」と返信した。
同じく返上されたBellator世界バンタム級王座について、Bellatorのスコット・コーカー代表は「彼は真の武道の精神を持つ真のチャンピオンであるため、タイトルを返上し、この階級を前進させることを選択しました」と堀口が返上した理由はタイトルに興味がないわけではなく、自分が欠場中にタイトルが懸かった試合が行われないことを懸念してのものと説明。RIZINのタイトルも同様ということだろう。
怪我からの復帰後には、その間に生まれた新チャンピオンにチャレンジャーとしてベルトを獲り返しに向かっていく堀口の姿を見ることができそうだ。