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モデルチェンジしたモウリーニョ監督 逆転呼ぶ大胆采配―サッカー欧州CL

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モデルチェンジしたモウリーニョ監督 逆転呼ぶ大胆采配―サッカー欧州CL

欧州チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦で指揮を執るトットナムのモウリーニョ監督=26日、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は26日、1次リーグ第5節が行われ、昨季準優勝のトットナム(イングランド)がオリンピアコス(ギリシャ)に4―2で逆転勝利。勝ち点を10に伸ばして決勝トーナメント進出を決めた。モウリーニョ監督は20日の就任後、最初のホームゲームで早速「希代の戦術家」の手腕を発揮した。

 前半は苦戦。19分までに2失点を喫し、ムードは最悪だった。その状況で、新監督が動いた。同29分、守備的MFのダイアーに代えて攻撃的なエリクセンを投入。大胆な作戦が奏功して流れを引き寄せたが、屈辱的な交代を指示した指揮官は「選手を悲しませたし、私自身もつらかった」と唇をかんだ。

 モウリーニョ氏は、先日の就任会見で「間違いから学んだ」と殊勝に語った。チェルシーや前職のマンチェスター・ユナイテッド監督時代は、選手を公然と批判して求心力を失い、職を追われている。

 そうした教訓を生かして、この試合のハーフタイムも低調なプレーを見せた選手を批判せず、「ソフトなバージョンの自分で接した」という。

 イングランド・プレミアリーグでの初戦に続き、就任から2連勝だが、対戦相手はどちらも格下。モデルチェンジした名将の真価が問われるのはこれからだ。