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設楽悠太「東京五輪代表より1億円」来年3月東京マラソン出場へ

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設楽悠太「東京五輪代表より1億円」来年3月東京マラソン出場へ

トップで東京タワー前を走り抜ける設楽悠太=東京都港区で2019年9月15日、小川昌宏撮影

陸上男子マラソンの前日本記録保持者の設楽悠太(Honda)が3日、埼玉県内で開かれた東日本実業団対抗駅伝の後、来年3月の東京マラソンに出場することを明かした。設楽は「東京五輪代表より(日本記録の報奨金の)1億円が最優先で欲しい。お金があった方がモチベーションになる」と話した。

設楽は9月15日にあった東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で14位にとどまった。今後、東京マラソンを含む国内3大会で日本新記録となる2時間5分49秒をクリアして最速タイムならば五輪代表に選ばれる。しかし、設楽は「MGCも賞金がなかった。マラソンは花形で夢があっていい種目。これからマラソンをやる子どもたちのためにもなる。選手が動いて変えていきたい」と賞金の必要性を訴えた。

設楽は18年2月の東京マラソンで2時間6分11秒を出して16年ぶりに日本記録を更新し、日本実業団陸上競技連合などから1億円の報奨金を得た。同年10月のシカゴ・マラソンで大迫が2時間5分50秒を出して塗り替えた。【小林悠太】